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薬の副作用による歯肉の腫れ

こんにちは。大阪府東大阪にあります大阪歯周病センター、歯科衛生士の足立です。平成で一番と言われる寒波がやってきました。大阪でも雪がちらつくほど冷え込んでいますので、風邪やインフルエンザにはお気を付けください。歯周病の症状の一つに歯肉の腫れが挙げられます。実は、薬の副作用によっても歯肉が腫れることがあります。これを薬物性歯肉増殖といいます。けいれんを止める抗てんかん薬のフェニトイン(アレビアチン、ヒダントールなど)、高血圧治療薬のカルシウム拮抗薬(ニフェジピン、アダラート、アムロジンなど)、臓器移植や自己免疫疾患の治療で用いられるシクロスポリン(サンディミュン、ネオラールなど)を飲んでいる方に、歯肉肥大が生じやすいことがわかっています。この歯肉肥大は、若い人ほど、また服用量が多いほど重症になる傾向があります。その程度は、歯と歯の間の歯肉(歯間乳頭)が少し膨れた程度のものから、歯が完全に隠れてしまうものまであります。そして、歯肉肥大は歯垢が多いと重症化することが知られています。歯肉肥大が起きたとき、服用薬を変更できればよいのですが、難しいことが多いため、日頃の歯みがきを徹底して行うこと、定期的に歯科を受診して検査や歯石の除去などのケアを受けることが大切です。歯肉の腫れでお悩みなら大阪歯周病センターへ。

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